
GMOコインでSAND、CHZ、FILを持つ人には、同じ『取扱廃止』でも締切が三つあります。最初に来るのは9月15日の貸暗号資産終了で、売買と預入は10月24日、外部への送付は11月7日までです。何もしなかった残高は11月中旬に会社側が売却して日本円を口座へ付与する予定ですが、自分で売る価格や送る先を選べる期限とは別です。
一つの終了ではなく、使えなくなる機能が順番に増える
9月15日に終わるのは『貸暗号資産』です。満期が9月16日以降の貸出分も15日で終了し、貸借料は15日分までとなります。積立は毎週プランが10月7日、毎日プランが10月9日、毎月プランが10月10日を最終日とするため、保有残高だけでなく自動設定も確認が必要です。
10月24日の定期メンテナンス後は販売所と現物取引、SAND・CHZ・FILの預入が終了します。ただし外部への送付受付は11月7日の定期メンテナンス後まで残ります。売買終了後にも送付期間があるからと安心し過ぎず、宛先登録や審査、少額テストにかかる時間を逆算したいところです。
移すなら銘柄だけでなく宛先とネットワークを合わせる
公式案内は、公告時点でSANDは国内6社、CHZは5社、FILは2社が取り扱うと示しました。しかし『取扱いがある』ことと『GMOコインから直接送れる』ことは同じではありません。国内事業者間ではトラベルルールが適用され、GMOコインはSygnaを使うため、Sygnaに対応しない国内事業者へは送付できないとしています。
送付前は、受取先で同じ銘柄の入庫が有効か、選ぶネットワークが一致するか、最低入庫数量やメモ入力が必要かを受取先の画面で確認します。新しい宛先は審査完了から24時間たつまで送付できず、公式は新規登録を11月4日までに終えるよう案内しています。締切当日に初めて宛先を作る計画では間に合わない可能性があります。
売却と送付は、値段だけでなく記録と時間で比べる
何もしない場合、11月中旬に残高は会社が適当と認める時期と方法で売却され、日本円で付与される予定です。市場の流動性が下がれば想定より低い価格になる可能性も明記されています。これは資産が消えるという説明ではありませんが、約定時刻や価格を自分で選べない点は、自主売却との大きな違いです。
仮に画面上の評価額が10万円で、売却時の価格差や流動性の影響を合わせて3%低い条件になれば、受取額は9万7,000円です。これは説明用の仮定で、実際の売却価格や手数料を予測する数字ではありません。外部送付を選ぶ場合も、送付数量、ネットワーク手数料、受取先の売買価格を同じ時刻で記録してから比較すると判断がぶれにくくなります。
今日決めるのは売買方向ではなく、確認の順番
保有者なら、まず貸出・積立を含む対象残高を確認し、次に『円で受け取る』『自分で売る』『対応先へ送る』のどれを選ぶかを分けてください。送る場合は宛先審査とネットワーク確認を先に終え、可能なら少額で受取まで試します。取扱廃止を銘柄の将来性だけの評価と読むのは早く、今回はプロジェクト継続性、流動性、カバー取引先の確保可能性を取引所が総合してサービスを終了する判断です。